上野トイレミュージアムが完成!
都立上野恩賜公園は東京国立博物館や国立科学博物館、東京都美術館などさまざまな文化施設が点在し、「芸術の散歩道」には東京藝術大学の学生の卒業・修了制作作品が展示されているなど、そこかしこでアートを感じられる公園です。
今回、さらに「芸術の香り高い公園」を実現するために、東京藝術大学の協力の下、園内に設置されているトイレが「上野トイレミュージアム」として改修され、令和2年9月7日(月曜日)14:00~供用が開始されました。
藝大の学生が工芸、絵画、デザインなど、それぞれの科の得意分野を活かして創られたトイレとなっています。
場所は、「芸術の散歩道」や噴水広場の近くです。
体内の循環や自然界の循環をテーマに、「体内と自然。ふたつの循環のあいだにあるからだを、五感を使って取り戻す空間」となっています。
それぞれの個室にはパンダ、ライオン、トリ、ゾウ、キリン、ペンギンの6種類の野生動物とその生息環境が描かれています。
男性用、女性用に唯一どちらも描かれているパンダの個室では、便器に座った時に目の前の扉の内側に、パンダが自分の排泄物を確認するように振り向く絵が描かれています。
まとめ
トイレでもアートを感じられるなんて素敵ですね♪
公園のトイレというと、入るのを少しためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、「上野トイレミュージアム」として素敵な空間に生まれ変わったことで、上野公園の新たな文化施設としてより多くの人が利用するようになるのではないでしょうか。
参考文献:東京藝術大学「上野トイレミュージアム」創作コンセプト,https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/27/documents/11.pdf(最終閲覧日2020/09/08)
東京都「上野トイレミュージアムの完成」,https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/27/11.html